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2006年08月
こいつら100%伝説【2】
作:岡田あーみん
15年ぶりくらいに読んだ。
10年以上の歳月を経てもなおハイレベルな笑い。
全然古くない。
テンポ良い。
マンガ界のボケとつっこみの教科書。
小学生の頃も楽しく読んでたと思うけど、真に笑えるのはもう少し大きくなってからじゃないのかな。
私の中で、約15年をかけて”岡田あーみん”が完全に現れた。
小学生の時からこの少女漫画界最高のギャグマンガに触れることが出来たりぼんっ子は幸運と言うほかない。
posted by fukumimi : 2006年08月31日21:04 | コメント (2)
プライド【6】
作:一条ゆかり
ブサイクなイタリア男にだまされ、ブサイクなイタリア男にレイプされ、家も失った萌。
徹底的に不幸な状況が続くばかりで、性格が悪いのも仕方ないと思うほど。
ここまでズタボロの準主役を一条先生がこれからどう描いていくのか楽しみである。
やはりどこかで報われるなり、改心の機会が与えられるのだろうか・・・
『SWAN』っていうバレエマンガの最高峰があるんだけど、やはりこのマンガでも、バレエを上手く踊るだけではく、自己の本質と向き合い、磨き、それが踊りに表現させることがバレエ芸術においてとてつもなく大切だということを全編を通じて丁寧に描かれている。
オペラとバレエは違うけれども、色んな芸術の分野(『ガラスの仮面』とか)で芸術家が最後にたどり着くところはそこなんだろうなということは私はマンガを通じて随分と教えられた。
だからマンガは素晴しいということを語りだすと長くなりすぎてしまうので、置いておいて。
とにかく、史緒に足りないのは”自己の本質と向き合うこと”で、萌にないのはチャンス。
どちらが欠けていても超一流にはなれないということ。
芸術でもスポーツでも、お金がないと練習もできずに埋もれてしまう才能ある人々が数多くいるということだ。
史緒は、蘭丸のことが好きだと思う気持ちをきっかけに開眼していくんだろうけど、心配なのはやっぱり萌たん。
よっぽどのことがないとあの根性は直らない。
posted by fukumimi : 2006年08月30日21:36 | コメント (0)
ニューヨーク・ニューヨーク
作:羅川真里茂
タイトルの通り、舞台がニューヨークってところがやっぱり少女漫画だ。
同性愛者のケインとメルの話しなんだけど、マンガだけじゃなく、映画も大好きな私は、ゲイの人を主題に扱ったものも何度も観た事があるので、話の内容自体には新しい感動も衝撃もなかった。
なかったけど、これが”花ゆめ”に連載されていたことには軽い衝撃を受けた。
”花ゆめ”といえば、他誌とは一線を画す多少マニアックな作品が多いんだけど、そうは言っても読者層のほとんどが中・高生。連載当時の読者はショッキングだったかも。かくいう私も連載当時は女子高生。読むのはそれから数年後だけど。
ストーリーは、ゲイの人たちが抱える問題なんかを上手に上手にちりばめている。
きっと、リアル過ぎたら少女漫画にならないし、遠慮して描いたら羅川真里茂が伝えたかったことがほとんど伝わらなかっただろう。
どちらに偏ることもなく、いい線で描けてる感じがする。
そして、最後のエピソードで読者を気持ちよく送り出してくれる。
ただ、これは男同士の恋愛ものだからまだ読めたのであって、男女の恋愛なら単なるベタベタカップルの話になってしまうし、男同士ということにそんなに新鮮味もなかった私はむず痒い照れくささを感じながら読む羽目になった。
しかも、たまに出てくる誰でも知ってるような英語がそんな気持ちに拍車をかけた。
”なぜそこを英語に?”と何度思ったことか。
怒りや侮蔑の激しい表現を英語にするのはまだわかる。
しかし「Can I help you?」なんてどっちでもいいでしょ?しかもその応えはいきなり日本語。
良くも悪くもまさに『ニューヨーク・ニューヨーク』ってカンジ。
posted by fukumimi : 2006年08月14日15:53 | コメント (0)
バガボンド【23】
作:井上雄彦
早くも23巻が発売され、途中しばらく休載していたことを考えれば連載スタートからかなりの年月が経っている。
井上雄彦を好きな漫画家の一人に挙げ、バガボンドも毎巻買い集めながら、未だに原作の吉川英治『宮本武蔵』を読んでいないなんて笑わせやがる。
なんて強く思ったのは、佐々木小次郎を迎えに行って、小次郎と剣を抜いて対峙した御池っておっさんの台詞がきっかけ。
”強い いったいどれほど”
”知りたい そのために生きてきた 気がする”
”そのために生きてきた”なんて、命を懸けて戦うことのない現代女性の私には思いつきもしない。
男でも、命を懸けて真剣勝負をしてる人なんていないんだから。
特殊な生業の方々や、スポーツ選手なんかはこんな風に思う時があるのかもしれないけど。
孫 悟空が”(強)つええやつ”と戦う時にワクワクしてたのと同じノリだったりもするのだろうか。
”武士”がいないこの現代で、武士の心を推し量るのは簡単じゃない。
井上雄彦は、 甲野善紀という武術家と『武』という対談集を出したりもしているので、今作を描くにあたってかなり深く武士や剣術や時代背景やらを勉強したことは間違いない。
剣の道をひたすらに進む武士の気持ちを、かなり捉えているように感じる。
自分の想像を超える程の強い人間と対峙した時、自分の生き死にを忘れるほどに相手の強さを知りたいと思う気持ちを、この台詞にこめたのは誰なのか。
それが知りたくなった。
posted by fukumimi : 2006年08月12日22:07 | コメント (0)
永沢君
作:さくら ももこ
その笑いの才能に嫉妬するほどのマンガは、この『永沢君』をおいて他にはない。
『ちびまるこちゃん』で家が全焼した暗い過去を持つことでお馴染みのたまねぎ頭のまる子の同級生の話し。
”少女漫画”というカテゴリーの中で、全編見事なオチ付きでブラックユーモアを炸裂させたそのセンスに脱帽。
時代設定は現代よりも少し遡るが、10年後読んでもきっとまた笑えるはず。
(少しっていうか、30年以上前か?ツービートは私でも馴染みがないし・・・)
タイトルの裏ページの[生徒心得]が、オリジナルなのか本当にあったものなのかわからないけど、こういう細かい部分の笑いも見逃せない。
posted by fukumimi : 2006年08月01日21:22 | コメント (0)





