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バガボンド【22】

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バガボンド 22 (22)
井上雄彦のマンガを読んだ後では、昔読んだ少女マンガの画が下手で見てられない気分になる。
そのマンガにも魅力はあって、面白いには変わりないのだけれど、比べたら上限が違うっていうか、マンガという分野において画の上手い下手は非常に重要な要素のひとつだし、同じ土俵にも上がれない気がする。まぁ、素人がどこをとってどうとか偉そうに批評はできないけど、褒めるのは簡単だ。
井上マンガのキャラの多彩さ。これは他のマンガに追随を許さないほどの素晴しさ。
主要人物はみな違う顔をし、違う表情をしている。
”髪型違うだけで、顔一緒やん”という多くのマンガに見られる画の描き方は決してしていない。
重厚であるし、たまに音が聞こえてくるのではないかと錯覚するほど。


で、待望の22巻はというと、ついに吉岡清十郎が殺されてしまう。
私のお気に入りシーンは、清十郎の弟、伝七郎が家へ帰って嫁の膝で震えるひとコマ。
あれは、井上雄彦オリジナルなのか、原作の吉川英治二も描いたシーンなのか知りたい。
剣に生きる男たちの強さとと弱さを本当に上手に表している。とってつけたようなセリフを書くよりよっぽど説得力のあるシーン。


原作も読んでみると、もっと楽しめそう。
どこをどう井上流に解釈しているのか、非常に興味がある。
「竜馬がゆく」もまだ読破していない私なのに、果たして読めるのかどうか・・・
確か、佐々木小次郎が耳が聞こえない設定にしたのは、井上オリジナルだったと思う。確か。何かで読んだ。なぜ、そういうハンデキャップを負わせたのか理由は忘れてしまったけど・・・

posted by fukumimi : 2006年03月12日 21:38


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